街は高齢者だらけだ。
車で走ると、
頑張って、えんやこらえんやこらと、
歩道を歩いている。
特に、おばあちゃんが多い。
今日は病院に行ったし。
で、今まで感じなかったこと、
歩いてるおばあちゃんを見て、
「もう自分にはあのばあちゃんはいないんだな」
ということを初めて感じた。
急にはっきりしたので、
悲しいけれど、穏やかな感じ。
図書館にも行くと、
しばらくして入ってきたおばあちゃんが、
大きな声で、本の場所を尋ねていた。
職員の方は、優しく教えていた。
私は、とっさに、
(自分のばあちゃんだったら恥ずかしいな〜)
と思った。
でも、それは恥ずかしいことか?
店であれば迷惑な客か?
思えば、
そんなうわべばっかり見ているから、
心で物事を見たり、感じたりする
ことができないんじゃないか?
これじゃ、政治がちゃんと介護の現実を
見ていないなんて言えないな。
あのおばあちゃんに気付かせてもらった。