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2006年06月30日

ばあちゃんが旅立ちました。

老人病院に入院してから、たった6ヶ月。
29日の深夜、ばあちゃんは病院のベッドで
まるで眠るように息を引き取った。

数日前から、すやすや眠っているような昏睡状態だったが、
このブログを書き始めた趣旨に沿わないと思い、
あまりそういうことは、書かないようにしていた。

しかし、これは書かなけば前へ進めない。

その日、数奇な偶然が重なり、
2週間に1回しか行かないこともある母が
病院に泊まる事になった。

母も不安だろうから、私も着いていった。
8時半頃に着き、消灯まで時間があるので、母と色々話をした。
おばちゃんも大変だろうから、
母と私も入れた3人で交代で泊り込もうか、
じゃあ、明日は私が泊まろう、など。

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posted by ようちゃん at 23:33 | Comment(21) | TrackBack(0) | 思い

2006年06月27日

ぼけるか、ぼけないか

最近、計算ドリル?みたいなのがはやっている。

かなり前だが、頭の体操になるかと思い、
ばあちゃんに簡単な計算問題を作って解いてもらった。

なんと全問正解。

だから、認知症になる人と、ならない人の違いは、
もっと基本的なことのような気がする。

思うに、頭が柔らかい人は、
ぼけにくいんじゃないかと。

高齢で元気な人の話は、ユーモアがあっておもしろい。

母の知り合いのお姑さんは、
ばあちゃんと同じくらいの年齢で元気だ。
その人は、同世代の人が
くだらないと言うようなお笑い番組を見て、
げらげら笑っているそうだ。孫と一緒に。

私も介護や看護の必要ない、元気な老人になりたいなあ。



posted by ようちゃん at 20:54 | Comment(5) | TrackBack(1) | 認知症

2006年06月25日

要介護以前のばあちゃんも…

があがあと寝息を立てて寝ているばあちゃん。

おばちゃんんが先に来ていて、
なにやらメモらしきものを読んでいた。

聞くと、ばあちゃんが元気な時に書き溜めていた
詞や俳句・短歌などのノートらしい。

その中の文に笑った。

私の母のおでんは日本一、私の妹が痩せる気がなくて困る、
その妹と焼肉で肉の取り合いをした、
などなど(笑)

認知症で介護が必要になる少し前のものもあった。
何か食べ物のことばかりのようだが、それがおもしろかったので(笑)

今では介護されるがままのばあちゃんは、
少し前まで、日記をつけるのが好きな活発なばあちゃんだった。
おばちゃんはまだ病院だろうか?
最近、ばあちゃんのそばにいてくれる時間が長くなったようだ。



posted by ようちゃん at 20:56 | Comment(0) | TrackBack(0) | ばあちゃん笑劇場

2006年06月23日

介護する人は強い。人として。

ばあちゃんは何とか、落ち着いた。
でも、点滴が食事の代わり。

せっかくヨーグルトとゼリーを持っていったのに、
出さずじまい。

ばあちゃんもがっかり^^;何回も言うし。


痰がひどい。


前からだけど、あちらこちらに擦りつける。
ベッドのカーテン、ふとん、ベッドの手すり、ティッシュの箱。
指は痰で汚れているときがある。

自分で出そうとするのだろう。

おばちゃんがタオルを首の下に置いとくように
以前介護士さんに言ったみたいだけど、
それも人によりけり。


私が拭いてあげればいいのだけど、テンションが低い時は
したくないと思ってしまう。

見て見ぬ振りをする自分が嫌になる瞬間。


同時に介護士さんやおばちゃん、母を尊敬する瞬間。



posted by ようちゃん at 18:21 | Comment(7) | TrackBack(0) | 思い

2006年06月21日

ほっとした。

今日病院に呼び出された。

ばあちゃんが『せこい(苦しい)、せこい』と

言っているというのだ。


いつもそういうふうに言ってはいるのだが、

電話してくるぐらいだから、心配になって

父、おばちゃんはそれぞれ、母と私はいっしょに行った。


ばあちゃんはだいぶ苦しそうにしていたが、

検査や点滴をして少し落ち着いた様子だった。

呼吸器も口全体を覆うものになっていた。


肺に水が溜まっているのは前からだが、肺炎も起こしたそうだ。

2、3時間すると寝息を立て始めたばあちゃん。

何かあったら、、、と気分が悪くなっていた私だったが、

それを見て、ほっとした。


おばちゃんとも久しぶりに話した。

お見舞いに行ってもすれ違いだから。

そして今日はおばちゃんが泊まってくれることになった。

明日、まだ不安があるようなら私が泊まる。


半日病院にいたのも何ヶ月ぶりかな。

介護施設ではこんなことよくあるんだろうな。

とにかくよかった。



posted by ようちゃん at 22:00 | Comment(5) | TrackBack(0) | 介護の現場

2006年06月19日

社会福祉士

社会福祉士さんは、私たち、家族にはあまり馴染みがないが、
きっとお世話になっていると思うので(スミマセン…^^;)

職場では、
『ソーシャルワーカー』『相談員』『指導員』
などの様々な職種名で呼ばれるそう。

『社会福祉士及び介護福祉士法』によると、社会福祉士は

『専門的知識及び技術をもって、身体上もしくは精神上の障害があること、
または環境上の理由により日常生活を営むのに支障がある者の
福祉に関する相談に応じ、助言指導その他の援助を行うことを業とする者』

と定義されている。

介護サービスだけではなく、福祉に関すること全般をカバーする国家資格。

具体的な職場は、
・児童福祉法関係施設 (児童相談所、養護施設、知的障害児施設等)
・身体障害者福祉法関係施設 (身体障害者更生施設、身体障害者療護施設  等)
・生活保護関係施設 (救護施設、更生施設等)
・社会福祉法関係事業所 (福祉事務所、社会福祉協議会等)
・売春防止法関係施設 (婦人相談所、婦人保護施設等)
・知的障害者福祉法関係施設 (知的障害者更生施設、知的障害者授産施設  等)
・老人福祉法関係施設 (特別養護老人ホーム、在宅介護支援センター等)
・母子及び寡婦福祉法関係施設 (母子福祉センター等)
・医療法関係施設 (病院等)

などにおける、相談・援助業務など。

専門職として、水準の高さを示す資格と言える。

受験資格は、実務経験がなくてもある場合があります。
・4年制一般大学等卒業後、一般養成施設・通信課程(1年以上)を修了
・4年制福祉系大学等を指定科目履修して卒業
・4年制福祉系大学等を基礎科目履修して卒業後、短期養成施設・通信過程 (6ヶ月)を修了


参考(最新の情報はこちらで確認して下さい):
  日本社会福祉士会
  http://www.jacsw.or.jp/contents/csw/index.htm



posted by ようちゃん at 14:42 | Comment(2) | TrackBack(4) | 介護・福祉関連の資格

2006年06月16日

根気がいる認知症介護

介護していて、あまり機嫌がよくない時は、
あれしろこれしろと言う。

ある時、どうしてもカラオケに行くんじゃ、といって聞かない。
カラオケとは、町内のお年寄りが集まって歌っているもの。

だめだと言っても、聞かない。
腹が立ってきたので、つい厳しい口調になる。
すると、ばあちゃん、私に吐き捨てた!

『いやらしいっ』(意地悪という意味)

すねちゃった(笑)

後で考えると、違ったなあと思う。
認知症の人は、自分の言っていることが
間違っていると思っていない。

そこがまた、認知症介護の
難しいところであり、根気がいる。



posted by ようちゃん at 18:42 | Comment(2) | TrackBack(0) | 認知症

2006年06月14日

歩くこと、そして、認知症

ばあちゃんが、車いすに乗ったという記憶があまりない。

腰を痛めてから、ずっと杖。
そして、座っていることが多くなり、
寝たら、寝たきり。
今では、全介護である。

しかし今も、自分の足で歩くことに
強いこだわりを見せている。

ほんの一年くらい前までは、
入院していたが、普通に歩けた。

退院後も、以前より、歩くことは少なくなったが、
日課の散歩は続けていた。

だんだん、腰をかばいきれなくなったのだろう。
そして、認知症。

ばあちゃんは、この一年ですっかり変わってしまった。

歩けなくなったのは、両方が原因だろう。
認知症になると、自分で栄養を考えた食事ができなくなる。
放っておけば、やせてくるのだ。

認知症を進行させないためには、
重大な症状を家族が見逃さないことしかない。



posted by ようちゃん at 17:52 | Comment(7) | TrackBack(0) | 認知症

2006年06月12日

う・い・ろ♪

ば『水ようかんのかた〜いやつが欲しい』

私『ういろ、やな?』

ば『んん!ほうじゃ♪』

前回行った時、こんな会話をしたので、
覚えてないかな?と思いつつ、ういろを持参。


『アロエヨーグルトないかあ?』

とやはり、覚えてないようだったが、とりあえず聞いてみた。

『ばあちゃん、この前ういろいるって言よっただろ?
もってきたんやけど』

、、、、(目が宙を見つめてまん丸になっている→食べ物サーチシステム始動)

『ああ、ほんなこと言うたのぅ〜

 ほな、もらおか』


でも、私のような素人が、そんな詰まりやすいものを勝手に食べさせたらいけないかな、と思い始め、しばらく違う話をしていた。


10分くらい経って。

『あれ食べるわ』

あれって何?

『ういろ♪』


私が、一番、昔のばあちゃんじゃ、と思う瞬間^^;

小さく切って、ベッドを立ててからあげました。



posted by ようちゃん at 17:19 | Comment(4) | TrackBack(0) | ばあちゃん笑劇場

2006年06月09日

看護の限界

介護の現場では、事故がよく起こる。
ニュースを見ればたまにやっている。
そんな大きな事故でなくとも、
ちょっと目を離した隙にヒヤッとするようなことはあるだろう。

高齢者で、足が弱っている人は、こけやすい。
まして、認知症とあらば、何をするか分からない。

ばあちゃんも、ノー介護の病院に入院していた時、
夜中、病院を抜け出して帰ろうとしたことがある。

他によくある例は、食事をのどにつまらす、
ちょっとした打ち身を作る、など。

もし、施設に預ける上で、心配なことがあるのなら、
施設側に相談したほうがいい。

その上で介護職員がどんなに気をつけても、
事故は起こらないとは言えない。

事故が起こった場合、施設側とちゃんと話し合い、
事実関係をはっきりさせるのが一番だ。

しかし、時代の流れから、介護訴訟も増えてくるかもしれない。
そんな悲しい結末にならないように、
介護施設は、安心して相談できるところ、
誠実な対応をしてくれる所を選びたい。

関連URL:http://blogs.yahoo.co.jp/kaigogenba/460627.htmlhttp://ume-message.cocolog-nifty.com/blog/2006/05/post_0475.html



posted by ようちゃん at 21:37 | Comment(4) | TrackBack(2) | 介護の現場

2006年06月08日

認知症?痴呆症?

ばあちゃんは、たまに、家にいると思っている。

『冷蔵庫の中に、アイスがあるけん、取って』と言って、
壁を指差したりする。

ある時には、
『洗濯機に洗剤入れたかいなあ?ちょっと見て』

また別の時に、私が行くと、
『どこ、行っとったん?』などと聞く。

痴呆症、と言うと、『あほ』と同じ漢字だから、失礼だ!
と言う人がいるらしい。
しかし、認知症も意味が正しく伝わらないとして、
賛否両論あるようだ。

うちのばあちゃんは、財布が取られたとかは言わない。
それどころか、この前
ガソリン代として、おこずかいをくれた。

がい(=気、自我が強い)なだけに、
割と、しっかりしている。
(それで困ることもあるのだが、、、^^;)



posted by ようちゃん at 14:22 | Comment(2) | TrackBack(1) | 認知症

2006年06月06日

デイサービス(通所介護)

ばあちゃんは、昔、デイサービスに行っていた。
介護保険の中のサービス。
私が高校生の時だから、8年から6年前になる。

まだまだ元気だったから、
デイサービスって、何かお年寄りのお楽しみ会
みたいなもんかなあと思っていた。

ばあちゃんは、ご飯を食べて、話をして、
レクリエーションみたいなんして、としか言ってなかった。
中には、風呂に入ったりする人もいたみたい。

要支援と要介護の人しか利用できないみたいだから、
あの時、すでにばあちゃんは、要支援の状態だったのかなあ。
ん?介護保険が始まったのが、2000年だから、、、
少し前から通ってたのか。

自分のことは、自分で全てやってたし、
いろんな習い事も元気に行ってたんだけどな。
でも、デイサービスは、楽しんで行っていた。

今のデイサービスの目的としては、
・体の機能の維持、向上
・社会的孤立を防ぐ
・心に刺激を与える
・家族の負担を軽減する

というようなことがあるから、意味はあったのだろう。

あとは、健康チェックもあるみたい^^


ある日突然通い始めたから、
最初は家族も???デイサービス???
って感じだった。

ばあちゃん、ちょっとは相談してよ^^;



関連URL:http://digiarts.blog51.fc2.com/blog-entry-115.html



posted by ようちゃん at 15:51 | Comment(4) | TrackBack(0) | 介護サービス

2006年06月03日

被害妄想

認知症になると、被害妄想が強くなると聞いた。
財布を盗ったとか言うのは、聞いたことある。

認知症の人は、頻繁に顔を合わせない、
家族や友人、親戚などには、
しっかりした大人の顔を見せることがよくあるという。

問題は、被害を受けたことを、もっともらしく、
真実であるように話すので、信じてしまうことだ。

私も、本当にそんなことを言われたら、
信じてしまうかもしれない。

『うちのばあちゃんも、そこまで抜けてはいないよ』って。

いつも、つじつまが合わない話の多い人が、
しっかりした態度を取るのだから、無理もない。

心配だけど、そうなった時は、
しばらく様子を見たり、介護側に相談する
ってのがいいんだろうなあ。


関連URL:http://blog.goo.ne.jp/cherry-blossom-front/e/703ddf15ecc26d6d88b59a9dc883cded



posted by ようちゃん at 22:36 | Comment(8) | TrackBack(1) | 認知症

2006年06月02日

要介護で見つけた共通点

ばあちゃんに介護が必要になって、
気づいたことがある。

それは、ばあちゃんとの共通点。

寝たきりで、することもなく、退屈だろうと思い、
おやつなどを持って行く。

今は、専ら果物をすりおろしたり、
ゼリー・ヨーグルトなど、飲み込みやすいものだ。

最初は『あっさりして、うまいのう』と言い、
飲み込んだら口を開けて待っている。

でも、食が細いから、すぐお腹いっぱいになる。
当然、余る。
それを見たばあちゃん。

『全部さらえてまうわ(食べきってしまうわ)』

捨てれないタチなのである。

そして、早食いで、最近では自分で容器とスプーンを持ち、
自分で食べる。

私が食べさすのが遅くてまどろっこしいのだろう^^;
でもそれが本来あるべきところ。うれしいことだ^^

捨てられない。早食い。似ている・・・似すぎている!!!(笑

そういえば、冷蔵庫は余ったおかずでいっぱいだった…。
私はそこまでしないけど^^;



posted by ようちゃん at 07:07 | Comment(3) | TrackBack(0) | 私とばあちゃん

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