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2006年04月14日

気を使うのは認知症でも同じ?

ばあちゃんは、肺が悪く、一時すごく調子の悪い時があった。
いつも『せこい、せこい(息苦しい)』と言っていた。

それに加え、機嫌が悪いとなれば、
介護するとなると、最悪だった。
『このつらさが、どして分からんのな!』と言い、
何をしてもつっかかってくる。
内心、むかむかしながらも、仕方なく言うことを聞く私。

すると、介護士さんが、
『おむつを換えにきました〜』と、入ってきた。
ぴりぴりした雰囲気のばあちゃん。
私も、(うわ〜、余計なこと言わんかったらええけどな〜)
と、冷や冷やしていた。
そしたら、、、

『あっ、すみませ〜ん♪』

おいっ、今までのは何だったんだ?

認知症(痴呆症)であっても、このようなことは
特別ではないらしい。

私たちも、世間に対しては、理性的に振舞うけれど、
身近な人には安心して、本音をぶつける。

これと同じで、認知症の人も、家族など、
身近な人に対しては、一番重い症状を見せるのだ。

これは常に、気を使う環境にいるということ。
だから、介護・看護・治療をしてくれている人たちには
言えないことを聞いてあげるのが、
たまに行く私の役目ではないかな、と思っている。





posted by ようちゃん at 18:45 | Comment(0) | TrackBack(1) | 認知症
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