在宅介護では、排泄ケアが最も大変なことだと思う。
そこがプロにお願いする理由だとも思う。
実際は、オムツをしていなければ、
自分でトイレに行こうとする。
すると、転倒したり、
トイレの度に家族が介助しないといけなくなる。
しかし、介護施設でも変わりはしない。
自分で歩いて行ける人でも、
一度危険だと判断するとずっとオムツ。
オムツをしなければ、
ずっと歩けていたのかもしれないのに
寝たきりになる。
本来、大人がオムツをさせられるのは屈辱的なこと。
どうすればオムツをしないで介護できるだろうか
ということを考えないで、
安易にオムツに流れるのは、やはりよくないのだと分かった。
「させられていた」オムツ(介護の心)
それはプロとしては悔しくもあり、また恥ずかしくもあるのですけれど…。
「寝たきり」ではなくて、「寝かせきり」になっている面があるのは事実です。
一旦オムツになってしまうと、オムツを外せるようになるのはとても難しく、多少の失敗があろうとも本人に自立排泄の意思があれば、可能な限りはトイレで排泄させるようにするのですが、経営上の都合でギリギリの人員しか配備出来ない施設の場合、排泄介助は時間も手間も(時間が掛かるのが問題とされます)掛かるので、職員側から「もうオムツにしましょう」なんて意見が出る事もあります。
ただ、殆どの職員は「もっときちんと関わっていきたい」と考えています。人的資源がギリギリの中で、低賃金とストレスフルな労働環境に耐えながら、現場は必死でもがいています。
でも我が職場の場合3ヶ月前に、「先月は2000万円の赤字が出た」と言われ、以後、経費削減についての要求がキツくなりました。そんな状況で、余剰人員の確保なんて期待出来ません。
限られた兵力で、時間で、資源で、現場の職員達は毎日もがいてます。僕らだって、もっともっとディープに、Sincereに、やってあげたいんです。
でもそれが出来ていない自分を、責める日々です…。
こんにちは。
そうですよねー。
人が足りないというのが
一番の問題だと思います。
これは、施設だけの問題じゃない、
地域や自治体などの理解が
必要になってくるのだと思います。
どうしたらオムツしないですむか、
ということを考える前に、
どんな介護のあり方が理想なのか、
ということを話し合い、
みなで意見を共有すること
が大切だと考えます。